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顔面神経麻痺における漢方的考察
顔面神経等に動脈が触れる事による、動脈のはく動・圧迫による刺激に、神経が常にさらされることになります。
その状態になることによる神経の異常な働きによって、顔面の神経に変調を生じます。
動脈が、顔面神経に触れる原因として、血管の老化、変形などがあります。
これが起こる主な原因の1つとして、腹部における腸間膜のうっ血があげられます。
なぜならば、腸間膜のうっ血状態は、頭部の血管にも連動してうっ血を起こすという働きが、人体にはあるからです。
漢方では、「面口(めんこう)は合谷(大腸のツボ)にあり」といって、顔面の変調の大きな原因の1つとして大腸などの腸に源を求めています。
つまり、日常的な生活において、食べ過ぎたり、冷たい物を飲みすぎたり、水分を取りすぎたり、又過労による腹部の冷え等により、腸間膜にうっ血を生じ、それが頭部の血管にもうっ血を生じやすくし、動脈の変形を促進する結果、顔面麻痺が生じやすくなるというわけです。
改善・予防のツボとして下記のツボがあります。
腹部の調整のツボ
胃を整える:中かん
腎臓を整えて水分代謝を促進する:こう兪
大腸を整える:天枢
小腸を整える:関元
水分代謝を整える:水分
手のツボ
大腸のツボ:合谷
小腸のツボ:後谿
腹を温めるツボ:外関
足のツボ
胃のツボ:足三里
腎臓のツボ:照海
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