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⑬人類みな兄弟(癌の遺伝的要素)
 人間とは、ある面では、他人との比較によって自分の幸福度をはかる面が大いにあります。対人関係の悩みなどもこの一種かもしれません。
 自分と他人はまったく別の人格、人種だと思い込んでいるのではありませんか。
実はそうでもないのです。

 今、仮にA(♂)とB(♀)という両親がいて、子どもが男女2人づつ。
この子供達が、それぞれ男女二人づつの子ども達を平均的に生み続けていくと仮定すると、約28世代、840年ぐらい経過すると、1億3千4百21万7千4百28人の子孫が生じることとなります。
もっとも、日本において未来1000年位、今の人口が続くと仮定した場合ですが。

 以上のことは何を意味するのでしょうか。
大雑把に述べると、日本人すべてが持つ遺伝子の素因は、
ほぼすべて同じで、発現している遺伝子の形成が異なるだけともいえるのです。
どんな天才も、どんな極悪人も、その遺伝子素因はすべての人に内在しているともいえるのです。

 このような人間の流れを感じ取ることが出来れば、他人に対する見方も随分と変わるのではないでしょうか。

まさに人類みな兄弟なのだと思います。


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