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②白血球とはどのようなものなのか
人間のあらゆる組織は細胞で作られている。
このような細胞は基本的に<一つの作用を持つ事によって、
身体全体を構成しています。
つまり、元々細胞には、個人が持つあらゆる働きを司る遺伝子が存在するのですが、その中の一つの働きを発現することによって、身体を役割分担しているのです。
 このような状態の中、1つの例外が白血球という存在です。
白血球というのは、ものを食べる、排泄する、動き回る等の機能を持ち、1つの動物のようなものともいえます。
白血球というのは、主に大きな骨の中心部にある骨髓で産生されて、血管、体液、リンパ管などをめぐるものです。
次に免疫と言う意味は、身体に不要・有害なものを排除する力の作用のことを言います。
 免疫における、不要・有害なものには、大きく分けて2種類があります。
つまり、体外からやってくるものと、体内に生じたものです。
 この、体内に生じたものの中にがん細胞も含まれるのです。
 次に、白血球の種類についてですが、大きな意味で司令官及び掃除係を兼ねるマクロファージ(単球)で5%を占めており、これより指令を受けて働く顆粒球(好中球)は約60%を占めており、
主に大きな細胞等を貪食します。
また、同じく指令を受けるリンパ球は、小さな異物を吸着などによって処理し、約35%を占めます。
このリンパ球の中に、ガン細胞を貪食するNK細胞が含まれているのです。

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