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⑥ガンが発見されるきっかけと鍼灸治療の時期
 微小なガンが発見されるきっかけは検診によることが多いが、一般的な治療法としては、抗がん剤・手術・放射線が普通です。
しかしながらこれらはいずれも交感神経を高ぶらせて、免疫力を低下させるという面もあるので、治療後に再発・転移ということが起こってくる事があります。
そうならないためには、免疫力を高めてやる生活を心がける必要があります。

 特にガンに関しては、悪い物は取ってしまえばよいという考えは禁物で、なによりもガンが発生しにくい身体に変えるということが大変重要です。
 このような微小ガンについても免疫力を高める鍼灸治療は
再発・転移を防ぐためにも大変有効です。
 なお微小なガンは本人が知らない間に、免疫力の高まりにより、白血球等によって自然消滅している場合も多くあるようです。

 次に、何か自覚症状があって検査の結果、ガンが発見された時は、少し大きくなっている事が多いので、いろいろな治療の結果、大きく免疫力が低下してしまいます。
そこで、再発・転移の可能性も高くなっているので、免疫力を強める方法を行う必要があります。
こういった場合、免疫力を高める作用の鍼灸治療は非常に有効となります。

しかし、ガンが大きくなってくるとそれ自体が、身体の交感神経の高まりを誘うので、縮小させる療法も必要となります。

 また、末期ガンの時期は、各種治療の後、交感神経が非常に高まっているので、その結果、副交感神経反射として大変つらい痛み、不快感が襲ってきます。
しかし、これに対する薬物も、結果としてなおいっそうの痛みを誘発するのです。
 鍼灸治療は、自律神経を調整して、血流を適度に促進して組織に新鮮な酸素と栄養分を与えて活性化してその結果、痛みを軽くするので、痛みを緩和する等の薬量も少なくてすみ、より快適な生活を送れるようになります。

 以上、いずれの時期であっても鍼灸が、ガンに対して効果的であるというのは、鍼灸治療は、免疫を高める作用が強いという事が根拠となっています。

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