手の太陰肺経(相傅の官)
相傅とは君主の相談役みたいな職

体表を巡る経は赤線で、体内を巡る線は水色
 この経は相傅の官といわれ胃腸より消化吸収された養分を、水を利用した呼吸作用により、皮膚・内臓等の全身に運ぶ作用を持つ。
肺は皮毛を養うといわれる所以である。
 また、大腸とも表裏の関係があり、いずれも水が大きな作用となっている。
肺の変調は、鼻・喉に多く表れる。
 又、白い肌は肺の感受性の高まりを表すことも多く悲しみの感情を持つと肺を傷め、肺を傷めると悲しみが湧き出てくることもある。
辛い食物は肺を養い、摂り過ぎると肺を害する。
肺の様子は、手の親指の下の母子球に出やすい。
肺経
肺の症状(呼吸器全般の調子が悪いとき)
   咳が出やすい・胸苦しい・息切れ・喘息ぎみ
皮膚がつやがなく白っぽい等、又あっさりしたものや辛いものを好みサシスセソの歯切れが悪くなります。

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