ほめごろし(漢方処世術)
大多数がいけないことだと思っている事でも、自己主張の強い強引な人の意見が通ってしまうことがあり、結果的には多くの人に迷惑がかかってしまうようなことがあります。
このような時にはどういう方策をとればよいのでしょうか。
それには、まずその強引な人の性格を分析する必要があります。
この人の性格は、基本的に肝実症と位置づけられます。
肝実症とは、非常に集中力もあり、力強いタイプです。
肝実症の成り立ちというものは、「腎の力」によって「肝の力」が充実し、「心の力」によって「肝の力」が減少していくものです。
腎とは、腎臓と副腎を主に意味しますが、基本には水の代謝を重要視します。
又、心とは心臓と小腸を示しますが、熱の加減により大きな影響を受けるものです。
そこで、肝実症の人のエネルギーを低めて、正常な判断に近づける為には、その人の特長なり、今までの実績なりを実際以上にほめたり、感心したりして持ち上げることです。
そうすると、このようなタイプの人はますます調子にのって肝が高まってきますので、腎が必要以上に働く必要がでてきて、腎が疲れ肝が弱まりエネルギーも減ってきます。
この時に、飲酒や、お茶、コーヒーなど水分を摂る機会を多く持つことも重要です。
水分を多めに摂ると、体内のナトリュムイオン濃度が下がり、腎の働きが穏やかになり、肝は正常に近づいていきます。次に肝が充実していると、身体の発熱量も増え心臓が活性化していきます。
さらにその人の得意分野のことを、積極的に相談したり、お願いしたりしていると、その人の心臓がますます活性化し、肝の力が減少していきます。
つまり、腎の力を弱め、心の力を活性化することにより肝の力を正常化させるのです。
そうすると、無謀な強引さは弱まる傾向が出ます。
俗に言う「ほめごろし」とはちょっと違うかもしれませんが、この場合「殺されたと感じる人」も出ず、下手すれば嫌われ者の性格をうまく利用して、和を損なうことなく、全体が発展していく 『完全犯罪ほめ殺し』といっても良いかもしれません
573-0071 大阪府枚方市茄子作3-2-3

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