遺伝子が人生を決めるのか
遺伝子というものは人間の形質を決める基本となるもので、その人のあらゆる特徴なるものが組み込まれています。身体の変調も遺伝子による影響が大きいはずなのですが、はたしてどうなのでしょうか。
例えば一卵性双生児においても、その後の生活環境の違いによってかなり違った体質を持つことは事実としてあります。これはどういうことかというと、双方に同じ遺伝子が存在していても外界から受ける刺激の違いによって、その人の遺伝子の発現の度合いも違うということでしょう。
つまり、筋肉を良く使えば力強くなり、固いものを多く食べればあごが良く発達するようなもので、食生活の違いによっても病気のかかり具合や寿命までもが違ってくるという訳です。

以上から考えてみますと、基本は遺伝子にあるといわれていますが、やはり人間の一生のあらゆる変化というものは、その人の生活環境、特に養生によって大いに変わってくると思われます。
>漢方の考えでは、受け継いだ遺伝子のことを『先天の気』といい、腎臓・副腎・心臓などに現れ、生活環境による作られる体質を『後天の気』といい、胃腸・肺などに現れ、両者交じり合って全身を巡ると説いています。
ですから、遺伝的に弱い部分を持っていても、あきらめずに、養生して後天の気を高めることをめざしましょう。
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