色覚異常発生の仕組み(主に赤緑)
物質に反射した光は、目のレンズを通して奥の網膜に映し出されるが、その後ろにある、赤・緑・青のいわゆる光の3原色を感じる色細胞の反応の強弱によって、その物質の色がまず第1段階として認識される事になります。
この時の3色の強弱が第2段階として、視神経に入っていく前に色を効率よく送るために赤緑信号と青黄信号と白黒信号の3つに変換されて視神経より脳の色中枢部へと向かって入っていき、最終的に色調は脳部で確認されることになります。
 次に人間の色覚の変化は、成長につれて白黒から青黄となり最終的に遅くとも10歳ぐらいまでに赤・緑・青の光の3原色を基本とする色調におさまります。
 ところが、男子の20人に1人ぐらい、女子の500人に1人の割合で網膜の色細胞より、視神経に色の情報が入るときの変換の過程において、何らかの作用によって不完全な変換がなされるために、このまま視神経を通じて脳の色中枢に入ってしまうために、通常の色と異なった色として認識されるようです。

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