季節と体調

1月2月(冬)
腎臓、膀胱に変化が起りやすい。
~何かを恐れる事が多い。
つばに変化          予防のツボ 合谷 照海

3月(土用)
胃に変化が起きやすい。
~自分の弱いところが出やすい 予防のツボ足三里 

4月5月(春)
肝臓,胆のうの変化が起こりやすい
 ~怒ったり泣いたりする事が多くなりがち          予防のツボ右内関 太衝 


ガンの話


身体にガン組織が発現すると、今ある血管からガン組織に向かって新しい血管が伸び始めます。
まるで、木の根が水を求めて延びるがごとくです。
人体が正常化するのに必要なものに対して血管が伸びていく性質があります。
やがて結合して、ガンに血液を介して栄養を与える為にますますガン組織は増殖していきます。
ということは、ガンは人体が正常化する為に、何らかの必要があって発現しているとはいえないでしょうか。
もうひとつ、人体におけるあらゆる生理現象は、基本的には、人体を守るための働きであると考えられます。
これらから、ガンの発現も何らかの人体に益する働きがあるという考え方があります。
その人体に益するであろう働きは、ガンの発生が高齢者に多いという面から考えると、
人体にたまっている不用物の浄化作用ではないかともいわれています。
この説から漢方的に考えてみます。
仮に、ガンの作用のひとつとして、不用物の浄化ということがあるとすれば、
ガンの増殖を抑えるひとつの方法として、代謝・貯蔵の役割のある肝臓や、
血液をろ過する作用のある腎臓等の作用を日常的に 高めておくことで
不用物の堆積を減らせれば、ガンの出番をなくせるのではないでしょうか。
このように考えると、五臓六腑の働きを常に良くしておくと、不用物が堆積しにくくなり、
不用物の浄化が必要なくなれば、ガンの発現、増殖の必要性も低くなるといえるでしょう。
こういうことから考えて、ガンを予防する方法を推察してみましょう。
特に漢方療法(漢方薬や鍼灸)は、身体を温めることに主眼を置いた治療法
養生法で血液の流れを活発にして身体各部の機能の向上を促進させる療法ですので、
ガンのできにくい身体作りには適しているといえるでしょう。
五臓六腑を働きを高める日常的習慣として重要な事は、食事療法では、腹八分目を励行することです。
運動は軽い散歩をしましょう。
ストレスに負けない為には仕事以外の好きな事柄、打ち込めることなどを持つことも必要です。