塩梅について
昔より、バランスのよいときとか、丁度よい具合の時などに、『いい塩梅だ』などといいますが、 これは何を意味しているのでしょうか。
漢方では、適度な塩分は腎臓を養い、梅のような酸っぱさは肝臓を養うといいます。 つまり、「肝腎要(かんじんかなめ)」という言葉があるように、肝臓と腎臓は人体にとって 基本をなす重要な臓器であり、これのバランスをとることこそ大切なことであると教えているのです。
今、日本人の肝臓病は世界的に比しても多いのですが、なぜでしょうか。
それは、おそらく豊かさからくる過食と、競争社会から来るストレスが原因の一つでしょう。
過食は、栄養の貯蔵庫としての肝臓に負担をかけ、さらにストレスは、肝臓にうっ血を生じさせます。
抵抗力の弱った肝臓に、ウィルス等が繁殖しやすくなるのは当然です。
だから、肝臓をいたわるために、食事には一品酸っぱいものを摂るように心がけましょう。
次に腎臓というものは、血液中の有害なものをろ過し、きれいな血液を体全体に送るという役目の基本中の基本といわれる臓器です。
なぜそんなに重要かというと、人間のあらゆる病気を治す源は血液にあるからです。
その血液成分を正常化する重要な臓器が腎臓だというわけです。
又、腎臓が弱ってくると、耳の調子が悪くなったり、物事に対しておびえやすくなったり、恐れやすくなったりしてきます。このような時には適度に塩分を摂ることが大切です。
573-0071 大阪府枚方市茄子作3-2-3

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