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⑪「智」「勇」について>
(癌にかかったときの漢方的考察)
 孫子の兵法の中に「彼を知り、己を知れば百戦して殆うからず」という言葉がある。
これを、健康・病気という面から考えるとつまり、後天の気(生活環境)として、どのような体の変化によって、このような症状が出てきたのか、また、先天の気(遺伝的素因)として、自分はどのような体質を持っているのか、

以上のようなことを深く考える必要がまずあります。

 この考える力の一つを「智」といいます。具体的には、ある治療法が良いのかどうかを見極める力をいいます。

次に「勇」を示します。
これは智の結果、心に決めたことを実行していく力をいいます。
本人はもとより家族も同時にこのような考えを持つとなおよいのです。

 最後に大切なことがあります。
陰陽理論によると人間は間違った選択を、2分の1の確率でおかすものですから、自分の選んだ治療法がおかしいと気づいたときは、すみやかに変更する勇気が必要です。


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