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春は肝
春になると、木々が芽吹き青々とした葉が出てきます。
昔より、木の芽時は心身の不調和が起こると言います。
人体のどこに不調和が起こると言うと、先ず、全身の筋肉の異常が出やすくなります。
目の変化(めまい等)も起こりやすくなります。
又、精神面では、怒りっぽくなり、感情が高ぶり涙を流したりします。
 このような症状が春に出てくるのを、漢方では、肝経の変化といいます。
毎年春になると、このような変化が起こる人は冬の養生が大切です。
つまり、冬の間に腎経を養う事です。
肝経のツボ:太衝

1日3回、1回1分くらい、ツボに米粒を貼りつけたり、マッサージやお灸をしてみて下さい。
又、春は夏を養うと言います。
春のうちに、ゆっくり景色を楽しみながら30分くらい散歩を行うなどして、
全身の筋肉を整えておく事が元気な夏を迎える秘訣です。
夏は心
 漢方では
夏は心といいます。
暑い夏がやってくると、心臓にも負担をかけます。
 心臓の症状:心経・心包経 
には次のようなものがあります。
※動悸がする・胸から脇にかけて痛む
・息切れがする
・手の小指側が腕にかけて痛む
・目が充血しやすい
・みぞおちが痛む
・喉が乾く等
※やけこげ等苦いものを好み、タチツテト・ナニヌネノ・ラリルレロ・の発音が はっきりしない。
 そう言った症状を緩和するツボとして
太陵・神門があげられます。
このツボにお灸をするなり、軽く揉む等の刺激を与えて下さい。
「春は肝」、「春は夏を養う」といわれる事から、暑さから心臓を守るためには、肝(肝臓、筋肉、目等の機能的なもの)の状態を整える事が必要です。
肝の状態は筋肉等に表れるものですから、本来は春の間に散歩等を心掛けて全身の筋肉を整えておく事が必要です。
肝を養う特効穴は
右手の内関で、イライラする時にも効きます。
 心臓が苦しい時の特効穴は、左手の内関となります。
これらのツボに、お灸や指圧を、つづけてください。
秋は肺
秋になってくると、風邪気味、下痢気味、便秘気味になったりと、
いわゆる呼吸器系や大腸の変調に悩まされる人が多くなるようです。
こういった症状を毎年繰り返す人も多いようです。
どうしてこういう症状があらわれるのかを、漢方的に解説してみましょう。
夏の間は、自覚の無いままに冷たい飲み物のとりすぎや、多食又は睡眠不足等の影響で胃腸に負担をかけ勝ちです。
漢方では、
胃は肺、大腸に影響を及ぼすとあります。
まさに、夏の間に弱った胃の症状が、肺、大腸の症状へと変化して現れるのです。
こういった症状が出やすいのは、胃腸の弱い人が多いようですので、胃腸を整える事も大事です。
大腸、肺のツボとして最も重要な合谷
胃のツボとして足の三里
1日3回、1回1分くらい、ツボに米粒を貼りつけたり、マッサージやお灸をしてみて下さい。
又、漢方では、秋は冬を作るといい、秋に特長的な臓器である肺、大腸を整える事が健康な冬への準備となります。
冬は腎
寒い冬には、腎に変調を起こしやすい事を意味します。
具体的には、脳、骨髄、耳、大便、小便の変化を示します。
これらは、人間の生理において基本的なものであり最も大切なものでもあります。
お腹を冷やさぬようにし、睡眠を十分にとり腎を養い、日中暖かい時に、30分くらい軽い散歩を行うことで、腎を丈夫にしましょう。
腎経のツボ:照海 1日3回、1回1分くらい、ツボに米粒を貼りつけたり、マッサージやお灸をしてみて下さい。
又、冬は春を養うと言います。
冬の間に、腎の働きを強め体質を強化して、春に備えましょう

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