生命活動の源・腎の重要性

漢方でいうところの、『腎』というのは二つの大きな働きを持っています。
一つは、「精を蔵す」といって、栄養分を蓄え、これを各臓腑に配分するという事で、肝臓の働きの一部を示しています。
次に「腎は水を司る」といって、全身の水の代謝作用のことを示します。
これは特に腎臓の血液の浄化作用を示していて、又同時に、この作用を円滑に行うための内分泌系としての副腎の作用も含まれています。
これらの大きな働きが『生命活動の源』となります。
ですから『腎虚』といって、腎の作用が不調となると、身体の疲労感、腰や足の重だるさ、小児の発育不全、不妊などの症状が現れてきます。
 又、脳髄、骨髄にも変調が現れてきますので、めまいなどの症状も現れてきます。
特に骨髄の不調においては、骨髄細胞の変調を招き、全身の各組織の細胞生長に大いに影響を与えます。
そして、腎と関係深い症状としては、以上のほかに、耳の変調や、浮腫などもあります。
以上のような変調があるとき、『左の合谷』には、水の代謝、
『右の合谷』には副腎の作用、
『足の照海』には腰・のどの状態
『腰の腎兪』には、腎全体の症状
が現れてきます。
 これらのことから、『合谷・照海・腎兪』等の腎経のツボに変調を起こさないように、常日頃これらのツボを意識して、指圧するように心がけましょう。
573-0071 枚方市茄子作3-2-3

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