もっと詳しい漢方的考察をUPしました。

アトピーについての漢方的考察

アトピーの患者の皮膚を見ると、概して黒っぽい色をしています。
中には、身体全体より大便臭、小便臭を微かながらも発している者も少なからずいます。
 これはどういう事かと言いますと、先ず皮膚の色が黒いということは、
腎機能の調子が少し悪い為血液のろ過作用が十分に働かなくなり、
本来体外に排泄されるべきものが体内に残るからです。
また漢方理論では腎と大腸は関係が深く、腎機能の働きが悪いと大腸の働きも連動して悪くなり、
排泄能力が十分でない為に、便臭が体内に廻るということになります。
身体の働きというものは非常に良くできたもので、腎機能の弱まりのため、
本来尿と、便によって体外に排出されるべき成分の一部が、体内に残った場合、
このままでは生命体が維持できないので、どうにかして其の残った成分を排出しようと働いた結果
しかたなく、皮膚から体外に排出しなければならなくなります。
この時に、皮膚にいろいろなトラブルとしての現象が表われてくるのです。
また、この様な人達は水をたくさん飲みたがる傾向にありますが、
これは、腎機能を正常にしようという生命体の働きなのです。
 次に、小腸について述べてみましょう。
小腸というのは大腸へと続いていく、栄養吸収を行う所ですが、
それ以上に身体全体の免疫作用を調整する非常に大切な機能をもつところです。
皮膚におけるトラブルは、過剰免疫作用によるところもあるので、小腸を整えることも大切なのです。
小腸に弱りがあるときは、冬、暖かいところに急に入ったりした時、
顔が火照り赤みがすぐにはとれない等の傾向が出てきたりします。
 話は少しそれますが、世界的に見てアトピー患者の多い国は、
旧西ドイツと日本と言われています。
そしてこの両国における共通点の一つとして衛生状態が大変良いということがあります。
衛生状態が良いことは結構なことですが、それがゆきすぎると
各種細菌類が腸内に入ることが非常に少なくなってきます。
其の為、悪い細菌も少なくなるかわり、腸内に生存して
外部より入ってくる悪い細菌をやっつけてくれる良い細菌も少なくなるのです。
体内に入った細菌の排泄物や、細菌同士の争いなどによる刺激により
身体全体の抗原抗体作用の正常化を促してるようです。
このような腸内の働きからアトピーを考えると、
アトピーの治療は腎機能、大腸、小腸の働きを高めることによりできるのです。
この事が急がば回れで一番の近道のようです。
自分でできるツボは合谷
背中のツボ

身柱--大腸を整える
腎兪--副腎に関係が深い
大腸兪
小腸兪

皮膚のトラブルは何故首、ひじ、膝、腰等にあらわれるか
漢方では、重要なツボの多くは関節部分にあります。
これは、経絡という気血の流れが全身にあって、
関節近くになると皮下近くに浮き上がってくるので、
ここに身体のトラブルが表れると同時にツボとしての反応も多く出てきます。
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