色覚向上の治療を始める時期
今までの鍼灸による臨床治療から考えてみると、年齢による治療効果の差はあまりないように感じますが、大切な考え方は実社会において本人の希望する職種が色覚の重要性が要求される場合、できればその職についても、不自由もなく仕事がこなせるように色覚を前もって向上させておくと良いという事から、色覚の完成される10才以降で、中・高生あたりがよいと思われます。
また、職業上で不便を感じた時にも、年齢に関係なく試してみるとよいでしょう。
次に重要なことは、各人によって色覚の向上の具合がかなり異なることです。
例えば、数回の治療でぐんとよくなる人、数十回の人、百回以上の人。
最終的にほぼ正常になる人と、かなり改善する人、まあまあの人、少ししか改善しない人も中には見られます。
しかし全体的に見て、ほとんどの人が色覚の向上はしています。
これらの結果からみても、早めに治療受け実社会に備えたほうがよいと思います。

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