⑭腎性高血圧について
 腎内に変調が生じると、主に自律神経系の反応により腎内組織の修理のために、栄養成分の集まりである血液を、より多く送る必要が出てくるので、まず血圧を高めるという反応が起こってきます。
 具体的には、
腎臓(レニン)→血中(アンジオテンシン)→副腎(アルドステロン)→血圧上昇、という反応です。
このような、人間には、体を正常に保つための反応というのが基本にあるのです。
人間の標準最高血圧は生理学的には、年齢+90というのが基本になっていますが、病変によってあまり高くなりすぎると脳出血や眼底出血も現れてくるので、年齢+90よりも少し低めに抑えておくほうが良いようです。

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