養生法

自分でできる、養生法を選んでお試しください。


食養生

まず第一に、腹八分目を心がけて。胃への負担を減らすことです。

又、微量元素が多く含まれる緑黄色野菜を多く食べて腸内細菌を活性化させれば、

腸内で各種ビタミン類を多く作り、その結果肝機能が活性化して、ストレスに強い体ができます。

又、砂糖は少し色のついた物を、塩は天然塩を使うようにして、マグネシウム、亜鉛、

鉄、胴、などの微量栄養素を体に補給するようにしましょう。

又、生姜も体を温めて炎症を抑える働きがあります。


食用油に関しましては、リノール酸を含むものを食べ過ぎると、ロイコトリエンという

かゆみの成分が多く発生するので、控えめにして、かゆみを抑える作用のあるαーリノレン酸を

多く含む食用油や、シソ油等を使いましょう。又、魚にもαーリノレン酸が多く含まれます。


呼吸法

腹式呼吸というのは、寝た姿勢でも座った姿勢でもできます。

まず、肩の力を抜き、全身をリラックスさせます。

寝た姿勢の時は、上を向いて、膝を軽く立て休みます。

へそを中心とした腹部をゆっくりと膨らませ、そこに空気を入れる感じで口からゆっくりと息を吸い込み

次に腹をへこませながら、口からゆっくり息を吐いていきます。

このような呼吸によって、横隔膜の動きが促進される為、肺に充分酸素が取り込まれることになり、 血液成分がよくなり内臓の活性化につながります。

又、下腹部の『丹田』にある太陽神経叢といわれる自立神経中枢の一部も刺激される為、

精神状態も安定し、更に腹部の運動により腸間膜中の血流もよくなり、結果門脈の流れが促進されて 肝臓が活性化され、代謝、解毒、作用がより進んで更には副腎ホルモンの正常化へ

と進んでいき、全身の抵抗力を増進させていきます。

このような、腹式呼吸を寝る前や朝起きる前や、又仕事の合間に暇をみつけて

一回あたり1〜3分位行うとよいでしょう。特に、息を充分に吐くように心がけるとよいでしょう。


睡眠療法

抗炎症ホルモンであるステロイドホルモン等を作る副腎機能の活性化は夜間に行われるので

、夜更かしはできるだけ止めて、夜11時位までには寝るようにする必要があります。

夜更かしを続けていると体の免疫力が低下してきて、アレルギー症状などがみられるようになり、

右の腰の上部あたりが張ってきて鈍痛を感じることもあります。

右の腎兪(下図ツボCD参照)のあたりが、やや黒ずんでへこんだような感じで指で触っても少し冷たい

ような感じで、指圧しても力なく痛みもあまりなく副腎機能の低下を示します。


運動療法

一日に30分位の軽い散歩が必要です。

全身の血行促進はいうまでもなく、太陽の光を浴びることによって睡眠中枢が正常化され、

夜中に目がさえてくるというような感じがなくなってきます。


指圧する方法

まず、うつぶせに寝せて、全身の力を抜きます。

先ず大切なことは、本人が気持ちが良い強さで指圧することです。

図@の線上を首の上部より、背骨の上でへこんだところを中心にして

くるくる回すような要領で、上から下に向かって指圧します。

本人に確認しながら痛い所や、気持ちの良いところは少し多めに揉むようにします。 次に同じ要領で、背骨の両脇の部分であるAの線上を上から下に揉み、

背骨から両側2〜3センチ外のBの線上を上から下に揉みます。

@ABを揉むのを1回としこれを一度に3回くらいもみましょう。

@ABの指圧が終わったら、

次は赤い部分をA(大腸のツボ)・B(肝臓のツボ)・C(胃のツボ)

・D(泌尿器系のツボ)・E(副腎のツボ)の順に指圧していきます。

一ヶ所30秒くらいでよいでしょう。

なお、指圧して皮膚が痛むような時は、シャツの上からするとよいでしょう。


ツボ療法

 

ツボ刺激に関しても重要なことは胃腸、特に大腸を整えて、副腎を強くするということです。


手:左合谷(大腸を整えて、泌尿系を調整して、体質を強化くする)
右合谷(大腸を整えて、副腎を調整して、体質を強化くする)
左の内関 (心臓・胃を正常化する)
右の内関 (肝臓を整える)
足:@陽陵泉(食事量を調整する作用がある)・A築賓(解毒作用を促進する)
B照海(副腎を強化する)
腹部:@中かん(胃及び内臓の調整をする)・A膏兪(腎臓の調整)
B天枢(大腸を整える)・C関元(小腸を整え、肝臓の血流をよくする)
背腰部 @身柱(大腸を整える)・A肝兪( 肝機能を高める)・B左の胃兪(胃を整える)
C左腎兪(泌尿系を整える)・D右腎兪(副腎機能を高める)
E右の志室(右腎兪を強める)・F小腸兪(小腸を調整)
これらのあたりを触ってみると、硬かったり力なくへこんでいたりするものです。
カイロ療法 又、お灸をする暇のない人は、前述したカイロ療法でへその上とその真後ろの腰部を温める

のも効果的です。同時に、手足のつぼの指圧も忘れぬようにしてください。 大腸・副腎機能の活性化に役立ちます。

よくなっても、へその上とその真後ろのカイロ療法をするとよいでしょう。

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