『鬱病』についての考察


この原因として住環境や他人へのこだわりなど色々のことが挙げられますが、
これらはすべて2次的なものであり、その真の原因は、漢方理論により、
その人の五臓六腑の変調に求めることができます。
「病は気から」とも言われるように、心身の働きは密接に結びついています。
ということは、反対に「気は病から」ともいえるのです。必ず、身体に何らかの変調が見られるのです。
このようなうつの症状で、物に対して過敏になったり、恐怖心が強くなったりするのは、
いわゆる先天の気(体質的なもの)の弱りによるもので、
漢方では「腎」つまり副腎の変調として捉えます。
副腎の弱りがあると、不安感が生じその結果、
「肝」の変調を起こして、ストレスに弱くなってイライラしやすくなり、
更に「心」つまり心臓の変調が生じ、動悸などを起こしやすくなります。
と同時に、小腸の変調も起こってきてやがて、
「胃」から「大腸」へと変化が移ってきて、下痢などの症状が現れてきます。
以上のように、体内の臓器(五臓六腑)はお互いに関連しあって
不調が不調を招き、どうしようもない症状となって現れてきます。
ですから、この症状を改善する基本的な漢方療法としては、
「補腎」つまり「副腎を強くする」とよいわけです。
ツボ療法としては、腹部のへそを中心とした
「膏兪(こうゆ)」・「天枢」・「関元」・「水分」・「中かん」が特に有効です。
以上のツボを指圧するなりお灸するなりしてみてください。
(ツボのもみ方参照)
市販の使い捨てカイロを使っておこなう簡単なカイロ療法の場所は、
へその上とその真後ろが良いです。
その他の養生法としては、
睡眠について重要なことは、
午前1時より3時半ごろの間は眠っているということです。
この時間の眠りは、「副腎の活性化」につながります。
散歩は、午前中のやわらかい太陽光線を浴びる
ことが大切で、これも「補腎」に有効です。
おなかを冷やさないように気をつけることも大切です。
なお、個人の身体を診て正確におこなう鍼灸治療
(特に鍼治療)は、
こういった症状にも大変効果をあげますので御相談ください。
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