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腰痛の症状と養生法:慢性的な腰痛
①デスクワークが多くて更に通勤時間も長いような時に起こる腰の上・中・下部がだるくて痛みもあるような腰痛
長時間にわたる同一姿勢による、筋肉の血行不良、筋力の衰え、姿勢の悪さ等によって腰椎の神経圧迫により痛みが出る。
・通勤途中にバスや電車のひと駅くらいは歩くように心がける。
・ビールなど冷たいものを飲みすぎておなかを冷やさないようにする。

カイロ療法:へその上とその後ろ

②朝起きる時に腰部に痛みがあるがしばらくすると良くなる腰痛
割合、高年齢者に多いようです。腰椎をはじめとする周りの組織が硬化している為に、

血行障害を起こし、その結果、神経圧迫により痛みが出ます。

カイロ療法:へその上と真後ろ


③ストレスが多い時に出る腰痛
ストレスが多くて、ある程度長時間続いたような時、背骨全体にゆがみが生じてこれが腰部にいたると痛みを生じます。
この場合の養生法は、腹式呼吸が簡単にできて良いでしょう。夜、寝る前に毎晩3~5分間続けましょう。
腹式呼吸のやり方

上を向いて、膝を軽く立て休み、肩の力を抜きます。へそを中心として、お腹に空気を入れる感じで膨らませながらゆっくりと息を吸い込みましょう。次に、お腹をへこませる感じで息を吐いていきます。


腹式呼吸の有効性
腹の上下運動により、特に小腸の腸間膜が刺激され、その血流がよくなるために、門脈(血管)の流れがよくなった結果、肝臓が活発化され、ストレスが軽減される。
ストレスが軽減されれば、必然的にこの場合の腰痛も改善する。
カイロ療法:中かんと真後ろ


④お産の前後に起こってくる腰痛
原因としては、腹部が重くなるので、腰椎が体の前面に引っ張られ、腰椎後面の神経の出口が圧迫され痛みが生じます。
養生法としては後述のツボ療法が最適ですが、お産前は手・足のツボのみ利用してください。
又、足のツボ刺激は家族にやってもらうとよいです。
このツボ療法は、安産を促進し、出産後の体調向上にも役に立ちます。
ただしこの場合デリケートな身体状態ですので、慣れない方はなるだけ専門家にお灸の方法など指導を受けたほうがよいかもしれません。
体調を考えて、自分の判断で無理をせず、控えめにしてみてください。
⑤高齢者に多く、歩くと足・腰にしびれ・痛みが出る腰痛
多くの場合、背骨の中の神経が通る管が、骨の変形によって圧迫されるために起こってきます。
このようなタイプの人には、多食の人、胃腸の弱い人、つまり『胃』や『大腸』に変調を起こしてる人が多くみられます。その為、よい栄養が背骨に回りにくくなり、骨が弱くなってくるので、それを補う為に仮骨や変形が起きます。
そこで、まず胃腸を整えることが大切です。精神的ストレスも、胃腸に負担をかけるので、何か趣味を持つ等してストレスを回避するようにしましょう。

カイロ療法:中かんと真後ろ


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